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2008年8月19日 (火)

空母の行動監視(空母保有論議 その5)

空母の行動監視(空母保有論議 その5)
日本が空母を保有すべきと考えている方は、艦載機の防空能力に加えて護衛艦隊の防空能力を非常に高く評価しているように思えます。
そこで、艦隊の防空能力について書きたいと思いますが、その前に関連した話として、空母の隠密性?と行動監視について書いておきます。

どういう思考なのか理解できかねますが、艦隊の位置把握が困難だと考えている人がいるようです。
しかし、巨大で大量の赤外線を放出する空母の位置は、偵察衛星で簡単に確認できます。もちろん、監視したい海域をカバーできる軌道を持つ衛星を一定数持つことが条件ですが、今や敵対国の衛星を撃墜するほどの衛星技術を持つに至った中国が、衛星によって東シナ海や西太平洋を監視できないと考える方が無理があります。
実際に中国は、「遥感」と名づけられた多目的情報収集衛星や「海洋」と名づけられた海洋観測衛星を運用しています。
中国は、その技術力の割に、専用の偵察衛星は保有していませんが、逆にあらゆるものが国家のために使用される国です。これらの衛星も、軍事目的に使用されていると思われます。
また中国は、数日から十数日の運用の後、大気圏に再突入させて回収する返回式衛星(FSW:Fenhui Shi Weixing)と呼ばれる独特の衛星を得意としています。現在まで30回以上も打ち上げられた返回式衛星の多くは、軍事目的の偵察衛星であったようです。中国は、緊要な時期が来れば、返回式衛星を打ち上げ、目的とする海域を監視することが出来るということです。

衛星での監視は、断続的なものになりますが、艦艇の移動速度(最大でも35ノット(時速65km)程度)からすれば、艦隊が艦載機の戦闘行動半径外にいる間は十分と言えます。

艦隊が艦載機の作戦可能範囲に入るころには、中国は、防空目的も含め、AWACSなど長距離の洋上監視能力をもつ機体によりリアルタイムの監視を始めるでしょう。
中国は、戦力化には苦労しているようですが、IL-76をベースにしたKJ-2000AWACS、Y-8をベースにしたKJ-200AEW(2006年に1機が墜落しニュースになった)の他、KJ-200とは別のY-8ベースのAEWも保有しているようです。また、SAR(合成開口レーダ)を装備したTu-154も保有しており、洋上監視については相当な能力を有しています。
衛星による概略位置情報があれば、空母の捕捉は簡単でしょう。

目標を捕捉すれば、次は攻撃に移ることになりますが、続きは次回に書きたいと思います。

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