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2008年7月30日 (水)

那覇基地での空中給油機運用可能に

那覇基地でKC767運用が可能となるよう、エプロンの強化が決まったようです。

那覇空港と共用のため、ランウェイはもともと大型機が運用できるスペックを持っていますが、エプロンは大型機の駐機に対応できる強度がありませんでした。
報道では、コンクリートの嵩上げ工事が行われることしか書かれていませんが、空中給油機として運用可能とするためには、エプロン内に給油用のホース接続口も設けられるのでしょう。

そして、報道では言及されていませんが、KC767が運用可能となるということは、E767AWACSが運用可能になるという事でもあります。
防空では、長期に渡って警戒態勢をとり続ける必要があります。AWACSとKCを運用できるようになることで、南西航空混成団は非常に喜んでいるでしょう。F-15の配備に加え、これによって、先島や尖閣周辺での航空機運用能力が強化されます。尖閣上空での航空優勢確保がずいぶんとやり易くなるはずです。

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航空自衛隊那覇基地 給油機飛来へ駐機場強化
7月29日9時45分配信 琉球新報

 【東京】防衛省は28日までに、航空自衛隊那覇基地で空中給油・輸送機KC767の着陸、給油を可能にするため、既存の駐機場を補強整備することを決めた。同日、沖縄防衛局が県と那覇市に説明した。9月ごろから測量などの調査を始め、2009年度末までに完成させる。同基地は本年度からF15戦闘機が配備される予定で、空中給油機の飛来にも対応できるよう整備することで、基地強化がさらに進むことになりそうだ。
 空自は、07―09年度にかけ、愛知県の小牧基地を母基地にKC767の配備を進めている。現在、同基地に2機配備されており、4機まで配備を増やす予定。那覇基地に訓練で飛来する際に、給油が行えるようにする。
 防衛省は、那覇基地を整備する理由について「当該航空機は小牧基地を母基地とするが、南北に長い国土の中央に位置する母基地のみで運用することは、不経済・非効率だ。運用のために必要最低限の整備を行う」と説明している。北海道の千歳基地も同様に整備する。
 総事業費は3億円。那覇空港にある既存の空自駐機場を重い航空機でも対応できるようコンクリートで舗装する。
 那覇基地所属のF4ファントム戦闘機は老朽化のため、08年度中に百里基地(茨城県)のF15戦闘機部隊と入れ替える。空自は「F15航空部隊の展開と今回の空中給油機の整備とは関係ない」と否定している。

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後は、下地島空港、宮古島空港の基地化ですね。

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コメント

国防に協力しない琉球など見捨ててしまえ

インペリアル・デストルーパー 様
気持ちは分かりますが、それこそ中国の思う壺なので、そうもいきません。

難しいですね。

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