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2008年7月19日 (土)

空母保有論議 その1

以前に一度書きましたが、「しらね後継は軽空母」スレで空母保有についてたびたび話が出ています。スレッド名がスレッド名なので当然かもしれませんが、時に空母厨と呼ばれるような、とにかく空母欲しい!という方が多いようです。

何度かレスを付けているのですが、スレッドの流れの中での話で、そのまま転記しても良く分からないと思います。
なので、要点を抜き出して、要点毎に何回かに分けて書こうと思います。

第1回目は、いきなり結論から書きます。
現状の防衛環境では、当面の空母保有については反対です。
日本が湾岸戦争のような戦争に積極的に関っていくのなら、空母は戦力の投射のために非常に有効なので、空母保有も検討すべきでしょう。ですが、そこまでしなくても有効な国際貢献はいくらでもできます。

それよりも、中国が異常とも思える急速な軍拡を進めている以上、日本はそれを押さえ込むために有効な戦力を効率的に整備すべきです。
具体的には、中国による台湾や尖閣への侵攻、日中中間線を越えた場所での強引な油田開発など、日本を含む周辺国との問題を中国が軍事力によって解決しようとする場合の対応力の整備ということです。

これらの事態に対して、空母が役に立たないというわけではありません。
ですが、空母による効果と、空母を整備するためのコストを、これらの事態により有効に対処できる能力の整備に当てることを考えた場合、空母の保有は非効率だと言うことです。

これらの事態が発生した際、日本が対処しなければならない中国の戦力は、空軍と海軍、そして中国では第2砲兵と呼ばれる弾道ミサイル、加えて尖閣に上陸する小規模な陸上戦力です。

この中で、弾道ミサイルは、沖縄本島を含む日本本土に使用することはないでしょうから、先島諸島に対する攻撃だけ考慮しておけば大丈夫でしょう。もし那覇に弾道ミサイルを撃ち込むようなことをするならば、アメリカに大々的な攻勢をかけてもらう必要が生じ、中国もそれは望まないはずだからです。

日本は、対潜能力については相当な能力を持っていますから、これら事態に対処するためには、防空と対水上攻撃能力を強化してゆかなければならないでしょう。そして、日本が防衛力を行使したい範囲を考えると、そのための戦力発揮基盤としては、どうしても宮古島、下地島が必要になります。

下地島と宮古島の空港がどうしても使えないとなれば、空母の保有も考えて行かなければならないでしょうが、今は沖縄の人も、自衛隊に対しては相当理解して頂いてます。
詳しくは別の機会に書きますが、下地島と宮古島を戦力発揮基盤とすることは、理解して頂けるだろうと思います。

台湾や尖閣などの問題から中国と衝突することになる場合、この2島を基点に、強化した航空戦力を展開できれば、空母を保有するよりも余程効率的に活動できるでしょう。

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