新刊『航空自衛隊 副官 怜於奈4』情報!
新刊『航空自衛隊 副官 怜於奈4』が6月15日に角川春樹事務所、ハルキ文庫から発売となります。
アマゾンなどでは、まだ絵が出ていませんが表紙はdaito様!
毎回、素敵な絵をありがとうございます。
4巻では、メインのテーマを”いじめ”と致しました。
本書は、4編の短編を集めた連作短編集ですが、4編中2編が”いじめ”テーマです。
と言っても、左翼が期待する自衛官が暴露する自衛隊の壮絶いじめ、というようなものではありません。
日本社会全体でいじめがなくならない以上、当然その一部である自衛隊でも、残念ながらいじめは存在します。
自衛官総数は24万人にもなります。都道府県別で最も人口の少ない鳥取県の人口の42%にも及ぶ自衛隊で、いじめがゼロになるはずもないのです。
ですが、減らす努力はしています。
それを描くとともに、自衛隊(というより公務員)でいじめが少なくないという現実、しかもその理由が意外な所にあるといういじめ問題の背景を描きました。
この背景、私自身が副官を経験した際に仕えていた某空将が非常に気にかけ、問題視していたものです。
残念ながら、この小説を世に出す前に亡くなられてしまったのですが、この問題提起が少しでも今後の改善に繋がることを祈って書きました。
いじめ以外では、チャンバーと呼ばれる航空生理訓練と副官付VIPドライバーのお話しを書いています。
シリーズもそろそろ折り返しというところまで来た『航空自衛隊 副官 怜於奈4』をよろしくお願い致します。
電子版も出るはずです。
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