自衛隊用語「煙缶」
自衛隊用語は数あれど、最も有名な自衛隊用語は、この「煙缶」でしょう。
「煙缶」(エンカン)は、灰皿のことです。
自衛隊では、直径15cm、高さ20cm程度の業務用缶詰の空き缶を灰皿として再利用(火災予防のため、真っ赤に塗装されてます)している事が多いため、こう呼ばれるようになったようです。
用語として定着しているので、普通の灰皿も、「煙缶」と呼びます。
3幕共通みたいです。たぶん、旧軍からの継承なんでしょう。
はい、終了!
では味気ないので、この「煙缶」にまつわる小話を紹介します。
有名な小話なのですが、何故かネットで探してもそれらしきものは見つかりませんでした。
恐らく、各地で細かいバリエーションがあると思いますが、ここでは大筋をちょっと脚色して紹介します。
煙缶の小話
自衛隊が、今ほど世間の評価を得ていない頃のお話です。
ある隊員が、基地外のバーに、1人で飲みにでかけました。
店内を見渡すと、カウンターの並びに、可愛い女の子が、これまた1人で飲んでいます。当然、声をかけない手はありません。
相手の女の子だって、1人で飲みに来ているのですから、声をかけられることを期待していたのかもしれません。自衛官だとバレると、引かれてしまう可能性もあるので、仕事には触れないように注意しながら、各種の話題を駆使し、なんとか、良い雰囲気に持って行きました。
かなり打ち解けた頃、喫煙者だった隊員は、タバコが吸いたくなりました。
しかし、手近に灰皿がありません。
見渡すと、女の子の向こう側に、ありました。「あ、そこの煙缶とってくれる?」
「はい、どうぞ」
何気なく頼んだ隊員。
何気なく応じた女の子。その瞬間、お互いが自衛官だと理解して、目を見つめたそうです。
チャンチャン
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